山下譲治/Bizen

山下譲治 / やましたじょうじ

備前焼とは、なんぞや。改めて考えてみるとどうだろうか。
備前の土を使っていることは、必要だが、「焼き」も条件に入っていて、登り窯、あるいは窖窯と いった薪の窯で、しかも備前特有の様々な窯変を楽しめる。
こういう条件が揃って欲しい。
しかし、欲張って更に造形のたくみさが欲しいと思うのだ。それが工 芸作家の作品というものであろう。
その点で、山下譲治さんの作品は、欲張った条件をすべて満たしている。
二十種以上あるという備前の「土」の中から、自分の作品作りに適した土を選び、入念に作品のための土造りをする。
様々な窯変を生み出す焼きの確かさ、現代的なかたちをも生み出す造形の巧みさ。すべて伊勢崎一門の真髄を会得しているといえるものだ。


1947 東京生まれ
1967 カナダバンクーバーアートスクールで現代美術を学ぶ
1971 伊勢崎淳氏(現在、国指定無形文化財保持者) に師事
1972 日本伝統工芸展入選
1979 備前大鉢 外務省買い上げ
1980 日本伝統工芸展入選 以降連続15回入選
1984 第一回田部美術館「茶の湯の造形展」奨励賞受賞
1986 第三回  々           優秀賞受賞
1989 第一回陶芸ビエンナーレ入選、伝統工芸中国支部展 県知事賞受賞
1990 明日への茶道美術展 銅賞受賞
   ニュージーランド・フレッチャー・チャレンジ国際陶芸展入選
1992 ‘92淡交ビエンナーレ 鵬雲斎千宗室家元賞「奨励賞」受賞
1997 日本工芸会中国支部創立40周年記念展 中国支部長賞受賞
    「備前焼専念の伝統美展」
   フランス国立陶磁器美術館招待・作品買上、常設展示
1998 田部美術館大賞「茶の湯の造形展」奨励賞受賞
2001 NHK「やきもの探訪」にて放映
2006 日本伝統工芸展入選
2008 日本伝統工芸展入選

小林武春

小林武春 / こばやしたけはる

志野ひとすじの小林さん。
ということは、酒のうつわの使い心地はいうまでもない。
呑みここちは追って知るべし。
冷酒(冷やではない)を意識してか、 大振りなものが目立つぐい呑みも、小林ぐい呑みは、うれしいことに少し小振りなのだ。
冷やは、勿論だが、燗酒を呑むにちょうどいい大きさといえるだろう。
志野といっても、「白」、「赤」、「鼠」、それに小林さん創始になる「紫」、「緋彩」、「米色」など一度試していただきたい。


1943 美濃土岐に生まれる
1970 美濃肥田に竹林窯築窯
1974 土岐市民展 奨励賞
1988 緋彩志野 発表
1990 紫志野 焼成始める
1993 曙志野 発表
2004 米色志野 焼成始める

鎌田幸二

鎌田幸二 / かまだこうじ

開いた口に、小さく締まった高台。
天目は、気品ある美しさが第一である。
その点、鎌田さんの天目は申し分がない。
伝統的な油滴、耀変油滴、河南などでもその美しさは、鎌田さん独自のものだ。
いわんや40年を超える作陶活動の中で、工夫をして生み出してきた新たな天目釉の美しさは、言葉に尽くしがたい。
それぞれの小宇宙があり、私たちはたなごころに酒杯をおいて、その輝きを愛で、また一献を尽くす。
時はゆったりと流れ、酒の愉しさ、ここに極まる。

原口卓士

原口卓士 / はらぐちたくし

粉青青瓷は、主に南宋の龍泉窯で制作されていた美しい神秘的な青を纏った焼き物である。
その色合いは、青玉のようであり、また「雨過天青 雲破処」と形容される雨が過ぎ去った後、雲間から見えるさわやかな青色をもって形容される。
原口さんは、その粉青を現代に蘇らせた数少ない陶芸家である。鉄を含んだ青釉を厚く、時にはその生地の厚みより厚くなることもある。この厚みによって外から入った光が、拡散されて神秘的な青を呈する。
うつわの生地つくり、釉薬掛け、超還元の焼成とは、困難を極め、歩留まりもよくないのが実情である。
生地つくりによって腕の筋を痛め、歩留まりの悪さによって身代を潰す、と云われるのもむべなるかな、であろう。
さあ、今夜は粉青の酒杯で「月下独酌」といこうではないか。

加藤隆彦

加藤隆彦 / かとうたかひこ

隆彦さんのうつわは、激しい出来のものも多い。
作家としての追求の結果であろうし、またわが方の好みから来る嗜好の結果でもあろう。
ゆえに見ていて、触れていて、使って飽きないということだ。

加藤肇

加藤肇 / かとうはじめ

加藤肇さんの信楽は、男性的なところと、不思議と柔らかな女性的な風合いをもつところとが交じり合っている。
飽きない魅力がある。1946年生まれという年齢もあわせ深みを感じさせる。

新倉晴比古

新倉晴比古 / にいくらはるひこ

遥か、いにしえにガラスは、「瑠璃」あるいは「玻璃」と呼ばれたそうだ。
「るり」は青色=瑠璃色のガラス。
「はり」は透明なガラスのことだろうか。
新倉さんは、ガラス作家である。無論、素材では、色ガラスは当然のこととして、さらに金箔、銀箔、プラチナ箔などを使用、宙吹き、型吹き、溶着などの技法を駆使して作品を制作する。
そういう人の作る酒のうつわをご覧いただきたい。夏の宵に愉しんで「真夏の夜の夢」とするのもいいだろう。
秋・冬の長夜にあえて吟醸酒の清澄さを味わうために、ガラスのうつわを掌に載せてみるのも、また愉しからずや、である。


奈良ガラス工房主宰、日本ガラス工芸協会会員、奈良市美術家協会会員

・1954 神奈川県生まれ
・1979 多摩美術大学立体デザイン科卒業
・1999 サントリー美術館「日本のガラス2000年」展に招待展示
     「’99日本のガラス展」会員部門賞
・2005  「’05日本のガラス展」藤田喬平賞’05受賞
・2009 JR神戸駅ガラスモニュメント制作、あずきミュージアム(姫路)壁面オブジェ制作

川端文男

川端文男 / かわばたふみお

川端さんの備前は、普通ではない。こんな焼きは、川端さんの他にはいない。
すこぶる肌理細かくした備前の異なる土ふたつを練りこんで独自の造形を施す。
大きな窖窯で18日間焼き締めたうつわは練込みの肌がマーブルのように縞状の文様を描き出す。
緋襷が走り、胡麻や焦げ、窯変などが彩りを添える。手にした時から、使っている限り、うつわは育ち続けて愛着が増す。

小野空女

小野空女 / Ku-nyo

「華薩摩」という呼び方は、磁器の上に色絵細描を施したものに与えられる。
それを行った空女さんの命名によるもの。
幕末から明治にわたる開化期に「薩摩」と称されるうつわが、欧米の人たちにもてはやされ、かの地の人たちは、その精妙、華麗な描写に驚嘆して、買い求めたのです。
かつての、陶器による細描を磁器の上に描く「華薩摩」。白く輝く磁肌の上で一層の魅力を醸し出します。


1978 京都府立陶工訓練校卒業
1979 清水焼窯元に絵付け師として就業
1996 京都伝統工芸大学校の絵付け講師に就任
2001 陶磁器絵付け作家として独立
 
・現在、京都市在住
・伝統の京薩摩の技法を現代に活かして、磁器上に細描する「華薩摩」を考案
・染付、金彩、赤絵細描など多彩に描く名手


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